今日は何を作ろっか! #3
- 山田はるこ
- 2025年11月15日
- 読了時間: 4分
── 季節と自然を感じる「植物あそび」の本
前回に続き、今回も自然体験につながる遊びの本をご紹介します。
あれほど暑かった夏が、もう思い出せないほどの寒さになりました。それでも子どもたちとは外でたっぷり遊びたい季節です。「秋冬ってどんな自然遊びができるんだろう?」そんなときに手元にあると心強いのが、こちらの本です。
こちらの本です。

私が持っているのは、上記の本ですが、現在は増補改訂版が出ているようです。
自然・植物あそび一年中―毎日の保育で豊かな自然体験! (Gakken保育Books) 単行本
出原 大 (著)

前回の加古先生の本では自然遊びも前半に紹介されていて、一部同じ遊びもあります。今回紹介するこちらの本は季節ごとに章立てがあり、季節ごとにどんな自然植物遊びができるかが紹介されています。
自然遊びの醍醐味でもありますが、やはり季節によって生えている植物が違ったり、とれる植物が違うということです。現代の私たちの日常生活では、季節の気温に合わせて、着るもの変化はありますが、スーパーで買える食材つまり日常的に食べるものは季節ごとの変化が感じられないくらいなんでも食べられる様になっています。
季節によって植物や生き物の様子は全然違うんだということも、遊びを通して体で感じられたらいいなあと思います。

例えばこんな、タネを落として動く様子を観察してみる。上から落とすだけですが、綺麗にクルクル回る様子を見られたら本当に大盛り上がりです。
大人だと、なんだこんなものかと思ってしまったりするところかもしれません。それでも元気な子どもたちが「わ〜!すごい!」と嬉しそうな様子を見ると、大人だって元気付けられて?改めてその凄さに感動!ということもよくあります。

このムクロジ遊びも面白いです。夏の活動で紹介されていますが、秋でも冬でも一応できます。この絵ほどにモコモコになるかなあ??というのはあるけれど、ペットボトルに入れて、シャカシャカシャカシャカすると泡ボコが楽しめます。実際に「石鹸みたいに使ってみたい!」と言って、わざと手を汚して、手洗いしてみたり、子どもたちの発想はいろいろ広がります。またムクロジの種は硬くてケースに入れて音を出してみたり、本に紹介のあるようにビー玉の代わりにしてみたりと活用できます。
そうそう、そしてムクロジとか言われても一体どこでその種を入手するの?と不思議に思うかもしれません。Googleで検索してもAIに尋ねてもきっと、近所の樹種なんか教えてくれません。神社や、公園など木が多く生えているところなどで、探してみるのも面白いと思います。落ちている実を見て木を見つけたり、木を見上げて見つけたり、私もあちこちで見つけてきました。意外と生えています。どうしても見つからない場合は植物園のHPなどを見てみるのも良いかもしれません。https://makinomigoro.jp/flower/flower-9744/

夏場の木と実の様子

秋冬の木と木の実の様子

こちらが木の実と中に入っている種の様子。
夏場の緑色の実でも、秋冬の実でも水をつけて、泡立てることができます。
ということで、本の紹介からムクロジの紹介の様になってしまいましたが、他に本では椿油造りなども紹介されています。椿油作りはアトリエでも時々やっています。これも木の実をとりにいって、タネを割って、油を取り出して、とそれなりに大変な作業ですがとても楽しいです。
自然と自分の生活で必要なものとがつながっているようなそんな感覚が楽しめます。
当たり前のことなのだけれど、人工的なものばかりに囲まれる生活になっているからこそ、これからとても大切な感覚なのではないかと思っています。
自然物で遊ぶ時間は、季節を感じ、五感を使い、「世界はおもしろい」で満たされる豊かな体験です。
特別な準備がなくても、外に出れば遊びが始まります。
『自然・植物あそび一年中』は、そんな自然遊びを“いまその季節に何ができるか” の視点で案内してくれる一冊です。
この季節ならではの自然あそび、子どもたちとたくさん楽しんでいきたいですね。




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